遊行柳伝説の文献は多いが、代表されるものでは、遊行十四世大空上人が当地巡化の折、朽木の柳の精が女性になって現われ救いを求めたので成仏させたという説(仏教史・時宗史)。
また、時は室町期の文明三年(1471年)、遊行十九世尊皚上人が当地巡錫の折、柳の精が十念を授けられ成仏したという説の二つがあり、観世信光作と伝えられる謡曲「遊行柳」の筋は、 後説の方でこちらの方が世間一般に流布している。
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