芦野宿と伊王野の里ガイドブック

芦野・伊王野地図
芦野・伊王野地図

東山道と伊王野の里

 義経街道とも関街道とも呼ばれる旧東山道はその名が示す通り源義経が治承4年(1180)兄頼朝の平家追討の挙兵に呼応して奥州平泉を後に一路鎌倉へと向った道である。又東山道伊王野の里は伊王野氏の城下として栄え、国の重要文化財である専称寺の金銅阿弥陀如来立像をはじめ、多くの史跡・遺跡が残っており、三蔵川の清流に沿った山里にひっそりと息づいている。


◆伊王野城跡(霞ヶ城)
町指定文化財
 那須七騎の一家である伊王野家の中期から末期までの居城で霞ヶ城と呼ばれる。室町中期の代表的な山城で江戸の初期に廃城となる。
 山城内にはたくさんの石仏があり、石仏めぐりができる。又、春にはカタクリ、椿、桜、つつじが咲き乱れ多くの野鳥が飛来してくる。
◆伊王野温泉神社
 
 霞ヶ岡神社ともいわれ、主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、誉田別命(ほんだわけのみこと)であり、配神として伊邪那岐命・伊邪那美命・大山祗命・火産霊命・健御名方命が祭られている。当社の起源は詳かではないが、伊王野家以前に遡れる。本殿と拝殿前の神木杉2本、参道の杉並木は町文化財に指定されている。
◆椿の館
 
  伊王野城跡公園に平成6年4月にオープン。椿の里の散策に休憩したり、研修会等にも利用できる。
◆専称寺
 
 伊王野家前葉の菩提所でその初期の墓がある、本尊の文永4年銘(1267)の善光寺式の金銅阿弥陀如来立像は国の重要文化財に指定され、脇侍の勢至菩薩立像も県の文化財に指定されている。
◆正福寺
 
 寺伝では徳一法師の開基といわれ、当町内最古の寺といわれる。寺の宝物である鰐口、仏画弘法大師御影・五大尊図等は文化財としても優れたものである。
◆長源寺
 
 伊王野城主資直の開基である。伊王野家終末期の菩提所で町指定の伊王野家の墓がある。昭和29年復興された梵鐘は平和の鐘として梵音を響かせている。寺を訪れた方は鐘を打つことができる。
◆薬師堂
 
正慶寺附属の沼野原薬師堂で、元は熊野堂とよぶ付近にあったが寛政九年に現在地へ移転したといわれる。堂内には町指定文化財薬師如来立像と十二神将が安置されている。
※正慶寺…滝沢山正慶寺と称し曹洞宗道幻派に属す。洞孫和尚の開山(貞亨3年・1686)
◆三森家住宅
 
長屋門と母屋が国指定の重要文化財である。関街道に沿った旧家で交代名主兼往来問屋としての住宅である。享保18年(1733)に建造されたもので、茅ぶきの寄棟造、桁行12間、梁間5.5間と古い建物としては大きく、風格がある。
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